「北北西に曇と往け」を読んで思ったこと

 

◇作品説明

アイスランドに住み、探偵業で生計を立てる日本人 御山慧。女たらしの祖父やその彼女、日本にいる親友との日常の中で、日本に住む弟が音信不通に…

探偵ですが属に言う推理物ではないです。

謎も解きますが、主に超常的な力で解いちゃうので探偵物と思って読むとびっくりしちゃうかも。

以下、読んだ感想です。ネタバレとかありません。ただの言いたがりの感情のたれ流しですw

 

◇美しい絵と作品の雰囲気がいい

とてもゆったりとした時間が流れている漫画でした。物語もとてもゆっくり描かれるのですが、全然イライラしない。少しレトロにも感じる絵柄で、キャラクターの気持ちや一つ一つの動作がとても大切に描かれていて、とても素敵な漫画でした♪

タイトル含め副題のセンスも良く、物語を読んだ後にその話のタイトルを確認して噛み締めてました。(読んでる間は覚えられない)

ノローグがこれまた素敵で、まるで小説の一文のような言い回しがゆったりとした空気感に合っています。

素敵なモノローグや美しい絵、キャラクターの魅力がゆったりとした時間の流れに合っていて、イラチな私でもイライラせず楽しめちゃうのかも?

 

◇ひたすら御山慧が格好いい

主要なキャラクターみんな素敵ですが、もう何よりダントツ主役の御山慧がかっこいい!雰囲気とかポージングがいちいち格好いい!小さいコマでも格好いい!

特に好きなコマがあるとしばらく眺めてしまうので(何だったら戻ってもう一回眺める)、読むのに時間がかかってしまった。

 

アイスランドに行きたくなる

舞台になっているアイスランドへの愛がすごい!2巻なんてほぼアイスランドのガイドブックと言ってもいいんじゃないかと思うくらい、アイスランドの魅力が描かれています。

いつもの私なら「いや、そんなんいいから早く本筋進めて~!」なんて思うけど、登場人物の魅力も相まってめちゃくちゃアイスランドを楽しめました♪

アイスランド行きたい!もちろん慧くんのガイドで!文句言いながらでいいから…いやむしろ言って欲しい!

 

◇先が気になるストーリー

もちろん物語もしっかりおもしろいです。ゆっくりでもイライラしないけど、先は気になる!

日常の合間にゆっくりとじわじわと明らかになっていくのが、ある意味リアルなのかも。

 

◇ちなみに愛蔵版がすでにある

単行本って通常B6サイズですが、こちらの作品はそれに加えてワイド版という特大サイズもあるらしいです!↓

生原稿に近い迫力を…って事らしいですが、美しい絵じゃないとできない…すごい。欲しい…wコレクション魂を煽られる…欲しい…ww

しかもワイド版には書き下ろしが10Pも追加されてるらしいです。

それは欲しい!欲しいけど…

2,420円って…!高いわ!(TДT)

全巻出揃ってないのに最終的に一体いくらになるんや…好きなページだけ見繕って一冊にできたらいいのに…完結したら一番好きな巻だけ買うって言うのもありかな?

最近はおまけが付いて3,000円以上する特別版も普通にあるし、それを思うと今時は普通なんかな…全巻揃えられる人羨ましいっ♪