薬って不調になったら飲むもんだと思ってた
医者が教える「家族に飲ませない薬」
岡田正彦
うすうす薬の飲みすぎは良くないとは思っているけど、病院に行けば薬が欲しいし、何かしら不調があったら薬を飲まないと!と思ってしまう…
この本はどの薬にどんな成分が入っていてどうダメなのかが詳しく載ってるので納得して薬を取捨できます。また薬に関する学びや目から鱗の情報もあって、とても面白かったです。
著者さんが
「薬を飲めば大丈夫」「医者が出してくれる薬だから安心」との思い込みは改め、薬とある程度の距離を置いたうえで判断していただくことが大切
というスタンスなので、すごく共感できる。
私の推し部分
タミフルのお話は個人的に本当にビックリしました。海外ではタミフル含め抗生物質の使用には慎重なそうで…さすがの私も抗生物質は安易に飲まない方がいいとは知ってましたが、タミフルは「インフルエンザにかかったら飲まなければいけない」と何故か思い込んでいました。
そういえば昔うちの娘がインフルエンザの検査受けるのが嫌すぎて受診せず、タミフルなしで自力で治したことがあったなぁ…私は笑い話にしてたのに、まさか彼女の方が海外ではポピュラーだったとは…!ネタにしてごめん!
飲んでも飲まなくても寿命に差がない薬、飲み続けることで別の病気等の副作用がある薬などなど色々と興味深い内容でした。
もちろんこの本だって盲信するのは良くないと思いますが、目から鱗が出まくりで薬との接し方を考えるようになりました。
自分や家族の身を守るために、言われるがままではなく納得できる選択をしたいですもんね。